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開店・開業祝いで現金を渡す際に知っておくべき相場とマナー

この記事を書いた人
板羽 貴代
お祝いギフト工房 店長

名前入りプレゼント専門店「お祝いギフト工房」の店長です。 2002年からギフトの世界に携わっています。 これまで9万人以上の方のお祝いのお手伝いをさせていただきました。 喜ばれるお祝いに関してはどうぞお任せください。 悩まれたらお気軽にご相談ください!

開店・開業には多額の費用がかかっていることが多く、お祝いとして現金を贈ることは喜ばれるケースが多いです。

そんなときに、「いったい幾らぐらい包めばいいのだろう?」、「熨斗(のし)袋はどんなものを使ったらいいんだろう?」といった疑問をお持ちではないでしょうか?

このページでは開店・開業祝いに現金を贈る場合の相場やマナーについて紹介します。

現金でお祝いを贈る場合の相場

他のお祝いごとと同様に、親族や友人、取引先など、付き合いの違いによって、お祝いの金額の相場も異なります。
相場に厳密なルールがあるわけではありませんが、大まかな目安は下記を参考にしてみてください。

お祝いされる方との関係性お祝いの相場の目安
知人・友人5,000円〜3万円
家族・親族1〜5万円
会社などの取引先1〜5万円

金額は、あくまで目安です。
ご予算と相談の上、お気持ちの範囲で決められるとよいでしょう。

現金の渡し方にもルールあり

現金を贈る場合、お財布からお金を取り出し手渡しするのは言うまでもなく「マナー違反」です。
お祝いとして贈るということを明確にするためにも、祝儀袋(現在は水引と熨斗(のし)がついた「熨斗袋」を使うのが一般的)に入れて渡します。

熨斗(のし)袋の選び方

熨斗袋は紅白の蝶結びのものを選べば問題ありません。

蝶結びは何度も結び直しができるので「何度あってもよいこと」をお祝いするときに使われます。
開店や開業は基本的に何度あってもよいことですので、蝶結びを選びます。
紅白蝶結び

一方で、結婚は一般的に何度もあってはいけないことなので、結び切りと呼ばれる結び方をされた水引が使われることがあります。
開店・開業祝いでは使わないように気をつけましょう。
紅白結び切り

また、一般的に金額が低めのときはシンプルな飾りの熨斗袋にし、高額になるに従って豪華な飾りの熨斗袋にすることが多いです。
たとえば、1〜3万円であれば、熨斗、赤白五本の蝶結びの水引だけのシンプルなデザインを。3〜5万円であれば、和紙に地紋が入っているなどややデザインが凝ったものを。5万円以上では、和紙の折り方が凝っていて、金銀の豪華な水引のものを、といったようにです。

のし袋と1万円

熨斗袋には、表書きをする包みの上包み、現金を入れる封筒の中袋(中包み)があります。
中包みが入っていない場合は、奉書紙または半紙を中袋の代わりとしても構いません。

表書きと名前の書き方

表書きには毛筆か筆ペンを使うことが原則です。

贈る名目である「上書き」を水引の上側にバランスよく書きます。
開店・開業祝いの上書きは「御開店御祝」です。
あるいは、「御祝」「祝御開店」とします。

「祝御開店」でも構いませんが、関西ではとくに、4文字を表書きにすると、「死文字」を連想させ縁起が悪いと感じる方もいるため、避けた方が無難です。
熨斗袋の書き方

名前は水引の下側に上書きよりもやや小さくフルネームで書くのが基本です。ただし、中袋に住所と名前を書き込めるタイプの熨斗袋であったり、個人名よりも家の名が適当な場合には名字だけを書くこともあります。

連名の場合、3人までは全員の名前を書きましょう。4人以上では、代表者1名を書き、その左に少し小さく「外一同(ほかいちどう)」と書きます。

複数人で贈る場合は、奉書紙などの別紙に全員の名前を書き入れて、中袋に入れます。

中袋(中包み)の書き方

表面中央に金額を大きめに書きます。
この際、金額は間違いを防ぐためにも、改ざんを防ぐためにも大字(だいじ)を使うとよいでしょう。
大字(だいじ)

※金額の書き方の例

略式正式(大字)
金 五千円金 伍阡圓(伍仟圓)
金 一万円金 壱萬圓
金 三万円金 参萬圓
金 五万円金 伍萬圓
金 十万円金 拾萬圓

たとえば、30,000円を包む場合は「金」のあと半文字分あけて、「金 参萬圓」と書きます。「也」は10万円以上など高額のときにつけます。

中袋裏面には、左側に贈り主、住所、氏名を表面より小さめに書きます。
中袋の書き方

お札の枚数と入れ方

ご祝儀ですので新札、または折り目のない状態のピン札が望ましいです。
お札の枚数は、2枚は割れる(分かれる=別れる)ことから結婚式ではタブーとされています。しかし、開店・開業祝いでは特に決まりはありません。
また、2枚というのは解釈次第で、売り上げ2倍!新規客2倍!とも捉えられます。
そのため縁起がよいという考え方もあります。
ただし、一般的なマナーとして「死」や「苦」を連想させる4枚、9枚は避けましょう。

お札を中包みに入れるときは、お札の向きをすべて揃えるとスマートです。正面からみて印刷されている人物の顔(肖像)が上になってみえるように入れます。

その中包みをを同じ向きのまま封をせずに、外包み(上包み)で包みます。よって、紙幣、中包み、外包みがすべて正面を向きます。

外包み(上包み)の重ね方

開店・開業祝いはお祝いごと(慶次)です。
そのため、外包みの裏側の重ね方は「幸せを受け取れるように」との願いから、まず上側から折り、続いて、下側を折ります。つまり、下側が上に出ます。

渡し方

直接手渡す場合は、ふくさに「のし袋」を包んで持参します。

※ふくさ:金封袋を包むふろしきのような「小さな布」です。
ご祝儀とふくさ

台がセットされている紫色の台付きふくさであれば、台の表裏で慶弔の色を使い分けできます。
ふくさから出してお渡しします。

渡す際のNGワード

お祝いを渡す際に使うべきではないNGワードがあります。
いわゆる縁起がよくない「忌み言葉」です。

・火災を連想させる言葉:
燃える、焼ける、火、煙、炎、赤、灰など
・経営悪化を連想させる言葉:
傾く、落ちる、不景気、破れる、枯れる、さびれる、あわれ、下がるなど
・倒産・廃業を連想させる言葉:
倒れる、潰れる、壊れる、閉じる、閉める、しまう、消える、失う、逃げる、滅びるなど

これらの言葉は、使わないように注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
開店・開業祝いを現金でする場合の相場とマナーについてご紹介させていただきました。
最低限、こちらで紹介した内容を守っていただければ失礼には当たりませんのでご安心ください。
ただし、相場はあくまで目安です。相手の方との関係性を考えて、迷われたときは他の方にも相談をした上で金額を決められることをお勧めします。

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