
お世話になった上司や同僚が退職するとき、どんなマナーでお祝いを贈ればいいのだろう?のしの書き方は?金額はどのくらいが適切?――退職祝いは贈る機会が限られるため、マナーがわからず戸惑う方は多いのではないでしょうか。
退職祝いは、相手の退職理由(定年・転職・結婚・自己都合)によってマナーが微妙に異なる点が注意ポイントです。
この記事では、名入れギフト専門店「お祝いギフト工房」の店長として多くの退職祝いギフトのご相談をお受けしてきた経験から、退職祝いのマナーを網羅的に解説します。
- ✅ 退職祝いを贈る時期とタイミング
- ✅ 退職理由別(定年・転職・結婚)のマナーの違い
- ✅ のしの書き方・水引の選び方
- ✅ 金額相場と費用の負担方法
- ✅ 退職した後にやることチェックリスト
退職祝いを贈る時期とタイミング

退職祝いを贈るベストなタイミングは、**退職日の1〜2週間前から当日**です。
贈る場面別のタイミング
| 場面 | タイミング | ポイント |
|---|---|---|
| 送別会で渡す | 送別会の席上 | 最も一般的。食事の後、スピーチの後に渡す |
| 最終出勤日に渡す | 退職日の退勤前 | 送別会がない場合。業務終了後に部署で渡す |
| 個人的に渡す | 退職日の前後1週間 | 個人的なお礼を込めて。二人きりの場で渡す |
| 家族から父・母へ | 退職日当日〜週末の食事会 | 家族の食事会で渡すのが一般的 |
名入れギフトを贈る場合は制作に1〜2週間かかるため、**退職日の3週間前まで**にご注文いただくと安心です。
退職理由別|マナーの違い

退職理由によって、お祝いのニュアンスやマナーが変わります。間違えると失礼になることもあるので注意が必要です。
定年退職の場合
定年退職は「長年のお勤めへの労い」がテーマ。最もフォーマルなお祝いです。
- のし表書き:「御礼」「御祝」「祝 御退職」
- メッセージ:「長年にわたるご尽力に感謝申し上げます」
- 避ける表現:「第二の人生」(ネガティブに感じる方もいる)
転職の場合
転職は「新しいチャレンジへの応援」がテーマ。「お祝い」ではなく「餞別」として贈るのが正式です。
- のし表書き:「御餞別」「おはなむけ」
- メッセージ:「新天地でのご活躍をお祈りしています」
- 注意:転職先の社名は聞かれない限り詮索しない
結婚退職の場合
結婚退職は「退職祝い」と「結婚祝い」を兼ねる場合があります。
- のし表書き:「御祝」(退職と結婚を兼ねて)
- 水引:結婚祝いを兼ねる場合は結び切り(一度きりの意味)
- メッセージ:「ご結婚おめでとうございます。お幸せに」
当店にも「退職祝いのマナーが分からない」というご相談を多くいただいています。
自己都合退職・体調理由の場合
理由がデリケートな場合は、**「お祝い」ではなく「感謝」の形**で贈ります。
- のし表書き:「御礼」が無難
- メッセージ:退職理由には触れず、「お世話になりました」に留める
- 注意:退職理由を詮索しない。あくまで感謝を伝える場にする
のしの書き方・水引の選び方

| 項目 | 定年退職 | 転職 | 結婚退職 |
|---|---|---|---|
| 水引 | 紅白蝶結び | 紅白蝶結び | 紅白結び切り |
| 表書き | 御祝・祝御退職・御礼 | 御餞別・おはなむけ | 御祝 |
| 名前 | 贈り主の名前 | 贈り主の名前 | 贈り主の名前 |
連名の場合は、目上の方の名前を右側に書きます。4名以上の場合は「○○部一同」「有志一同」とし、全員の名前は別紙に記載して中に入れます。
金額相場と費用の負担方法
立場別の金額相場
| 贈る立場 | 個人で贈る場合 | 連名で贈る場合 |
|---|---|---|
| 部下から上司へ | 3,000〜10,000円 | 1人1,000〜3,000円 |
| 同僚から | 3,000〜5,000円 | 1人500〜2,000円 |
| 子供から親へ | 10,000〜50,000円 | きょうだいで折半 |
当店のお客様からは「初めての退職祝いで不安だったが、名入れギフトにしたら間違いなかった」というお声をいただいています。
当店のお客様では、部署全体で1人1,000〜2,000円を集めて合計10,000〜20,000円程度の名入れギフトを贈るケースが最も多いです。
家族からの退職祝い
定年退職のお父さん・お母さんへの退職祝いは、退職記念品の相場と選び方の記事でも詳しく解説しています。
家族からの退職祝いでは、食事会+プレゼントの組み合わせが一般的。食事代とプレゼント代を合わせて、子供一人あたり1〜3万円程度を負担するご家庭が多い傾向です。
退職したらやることチェックリスト
退職する方へのプレゼントと一緒に、「退職後にやること」の情報も贈ると喜ばれます。特に定年退職の場合、手続きが多く漏れがちです。
退職後2週間以内にやること
- □ 健康保険の切り替え(任意継続・国保・家族の扶養)
- □ 年金の手続き(60歳未満の場合は国民年金への切り替え)
- □ 雇用保険の手続き(ハローワークで失業給付の申請)
- □ 住民税の支払い方法の確認
- □ 確定申告の必要性の確認
退職後にゆっくりやること
- □ 名刺・仕事用品の整理
- □ お世話になった方へのご挨拶
- □ 趣味や新しい活動の計画
- □ 家族との時間を楽しむ
退職は人生の大きな転換点。手続きに追われがちですが、家族からの温かいお祝いが「新しい生活を楽しもう」という前向きな気持ちにつながります。
よくある質問
A. 退職日の前後1週間以内に届くように手配するのがマナーです。送り状には「○○様の新しい門出を心よりお祝い申し上げます」などの一文を添えましょう。郵送の場合でも、のし紙は通常通りかけてください。メッセージカードを同封するとより丁寧です。
A. 退職祝いのお返しは必須ではありませんが、いただいた金額の半額〜3分の1程度のお礼の品を贈るのが一般的です。お菓子の詰め合わせやタオルなど消えものが無難です。部署全員からいただいた場合は、個包装のお菓子を人数分用意して「お世話になりました」と配るのがスマートです。
A. 定年退職なら「長年お疲れさまでした。これからの新しい生活を楽しんでください」、転職なら「新天地でのご活躍をお祈りしています」が定番です。個人的な感謝のエピソードを一つ添えると、より心に残る渡し方になります。
まとめ
退職祝いのマナーのポイントをおさらいします。
- 贈る時期は退職日の1〜2週間前〜当日。名入れギフトは3週間前までに注文
- 退職理由でマナーが変わる:定年は「御祝」、転職は「御餞別」、結婚は「御祝」+結び切り
- のしは紅白蝶結びが基本(結婚退職のみ結び切り)
- 金額は立場に合わせて:部下→上司は3,000〜10,000円、子→親は10,000〜50,000円
- 退職理由がデリケートな場合は「御礼」とし、理由に触れない配慮を
退職は人生の大きな節目。マナーを守りつつも、何より大切なのは「お世話になりました」「おつかれさまでした」の気持ちを心から伝えること。その気持ちが、退職される方の新しい一歩を後押しします。
退職祝いにおすすめの名入れギフトをご紹介
長年のお勤めへの感謝を込めて、名前入りプレゼント専門店「お祝いギフト工房」の人気ギフトを贈ってみませんか。お名前やメッセージを刻めば、退職の記念にふさわしい世界に一つの贈り物になります。

退職される方のお写真をもとにプロ作家が似顔絵を描き、お名前を織り込んだポエムを額装。部署全員の想いを一つにまとめた退職祝いとして、送別会で贈ると会場が感動に包まれます。

退職後の新しい日常に寄り添う名入れカップ・タンブラー。「おつかれさまでした」のメッセージを刻んだタンブラーは、毎日のお茶の時間に職場の仲間を思い出す温かいギフトになります。

新しい時間の始まりを刻む名入れ時計は、退職祝いにぴったりのモチーフ。プリザーブドフラワー付きの「花時」はご自宅に飾れる華やかなデザインで、定年退職のお父さん・お母さんにも好評です。

送別会で花束の代わりに贈るプリザーブドフラワーなら、水やり不要で長く飾れます。退職祝いのテーブル装飾としても活用でき、そのままプレゼントとしてお持ち帰りいただけます。

長年のキャリアへの敬意を込めて、プロ作家がお名前を織り込んだ世界に一つの詩を紡ぎます。上司への退職祝い、お父さん・お母さんの定年退職祝いとして、「一生の宝物になった」とのお声を多数いただいています。


