77歳のお誕生日である喜寿(きじゅ)は、「喜」の字を草書体で書くと「七十七」と読めることに由来し、「喜びの年齢」を意味する特別なお祝いです。一生に一度の長寿祝いだけに、「何を贈れば喜んでもらえるだろう?」とプレゼント選びに悩む方も多いでしょう。本記事では、喜寿祝いのプレゼント選びに悩む方に向けて、伝統的な定番ギフトから最新トレンドのアイテムまで幅広くご紹介します。大切な人の喜寿を心からお祝いするために、ぜひプレゼント選びの参考にしてください。
伝統的な喜寿祝いの贈り物:やっぱり紫が定番
日本の長寿祝いにはそれぞれテーマカラーがあり、喜寿の場合は紫色がその色です。紫は古来より高貴な人だけが身につけられた特別な色で、敬意や長寿への願いを表す色とされています。そのため、喜寿を迎えた方をお祝いする際には紫にちなんだ贈り物が定番です。
代表的な伝統ギフトとしては、紫色のちゃんちゃんこ(袖なし羽織)や頭巾、座布団などが一式になった**「紫のちゃんちゃんこセット」があります。還暦で赤いちゃんちゃんこを着る風習と同様に、喜寿では紫のちゃんちゃんこを身につけて記念撮影をするご家庭もあります。また、紫の花束を贈るのも人気です。リンドウやバラなど紫色の花を使ったアレンジメントは、尊敬と長寿祈願の気持ちを伝える喜寿らしい贈り物になります。特に77本のバラの花束**は「77歳」にちなんだ豪華な演出としておすすめされることもあります。伝統を大切にしつつ華やかさも演出できるので、紫色の贈り物は喜寿祝いのプレゼント選びでまず検討したい定番と言えるでしょう。
※補足:最近では必ずしも紫にこだわらず、日用品や趣味の品を贈るケースも増えています。ただしラッピングやリボンだけ紫色にして長寿祝いらしさを演出するアイデアもあります。プレゼント自体は現代的な品でも、紫の要素を取り入れると喜寿のお祝いらしい雰囲気になります。
心に残る名入れギフトの魅力:世界に一つだけの記念品
喜寿祝いでは、名前入りのオリジナルギフトを贈るのも強くおすすめです。77歳という節目のお祝いの記念になる特別な品は、形に残るからこそ後々まで思い出として手元に残ります。特に名入れギフトは世界に一つだけの贈り物になり、サプライズ感や特別感もひとしおです。
例えば、グラスやお猪口、湯呑み茶碗、フォトフレームなどに名前やお祝いメッセージを彫刻・刺繍すれば、日常使いもできる実用的な記念品になります。最近では「〇〇喜寿記念」などと刻んだ置時計や写真立て、日本酒・ワインボトルの名入れサービスも人気です。こうした名入れギフトなら、喜寿のお祝いの日付や名前が入ることで特別な思い出が刻まれ、見るたびに喜びがよみがえります。
名入れギフトの魅力はそれだけではありません。既製品に比べてオーダーメイド感があるため、贈られた方に「自分のために作られた」特別な想いが伝わります。実用性と記念性を兼ね備えており、飾っても使っても楽しめる点も喜ばれる理由です。
名入れギフト専門店の活用も◎
最近は名入れギフトを扱う専門店も充実しているので、上手に活用しましょう。《公式》名入れプレゼント専門店「お祝いギフト工房」もそのひとつです。Babylogでは全商品で名入れ加工が無料で対応可能となっており、喜寿祝いにふさわしい名前入りプレゼントを豊富に取り揃えています。たとえば、有田焼の名入れ湯呑み(紫色)などは古希祝いや喜寿祝いにぴったりの上品な紫色の湯呑みにお名前を入れられる人気商品です。専門店のサイトでは他にも喜寿祝い人気ランキングが公開されており、喜ばれている名入れギフトを参考にできます。名入れギフトを上手に活用して、ぜひ世界に一つだけの記念品を贈ってみてください。
健康グッズや実用的なプレゼントで長寿を願う
喜寿を迎える77歳は、まだまだお元気とはいえ高齢の域です。これからも健やかに過ごしてほしいという願いを込めて、健康グッズや暮らしに役立つ実用的なプレゼントを選ぶのも喜ばれます。相手の毎日がより快適になるような品物は、「いつまでも元気でいてね」というメッセージにもなります。
健康をサポートするアイテム
日々の健康管理やリラックスに役立つグッズは定番の人気です。例えば、家庭で使えるマッサージ器や足湯セット、手軽に血圧チェックができる電子血圧計などは実用品として喜ばれるでしょう。「これからも元気でいてほしい」という思いがダイレクトに伝わるプレゼントです。また、質の良い枕やひざ掛け、肌に優しい素材のパジャマといった快眠グッズもおすすめです。毎日使えるものだからこそ、相手の体を気遣う気持ちが伝わります。
※贈り方のポイント: 寝具類は「長い眠り=死」を連想させるとして縁起を気にする方もいるため、目上の方へのプレゼントでは避けるのが無難という意見もあります。相手の価値観によっては気にされない場合もありますが、不安な場合は他の健康グッズを選ぶと良いでしょう。
趣味や好みに合わせたプレゼント
贈る相手の趣味嗜好に合わせたプレゼントも、心のこもった実用的なギフトになります。本人が好きなものや興味のある分野に関連した品物なら、「自分のことを考えて選んでくれたんだ」という気持ちが伝わり、特別な贈り物になるでしょう。実際に、「大好きなお菓子をいつもより高級なものにしてお茶と一緒に贈ったらとても喜ばれた」というエピソードもあります。このように相手の好みに寄り添ったギフト選びは間違いありません。
具体的なアイデアをいくつか挙げてみます。
甘いものがお好きな方には:老舗の和菓子や有名パティスリーの高級スイーツ詰め合わせがおすすめです。普段よりワンランク上のお菓子は特別感があり、喜寿のお祝いに華を添えてくれるでしょう。
お茶が好きな方には:銘茶の詰め合わせセットなど、ちょっと良いお茶のギフトが定番です。お気に入りのお菓子と組み合わせて贈れば、ご自宅でほっと一息つくティータイムの楽しみをプレゼントできます。
ガーデニングが趣味の方には:使いやすい高品質な園芸工具セットや、珍しい花の苗木・盆栽などはいかがでしょうか。趣味の延長で楽しめるギフトは実用的でありつつ、相手の「欲しかった!」に応えるものになるはずです。
読書が好きな方には:話題のベストセラー本セットや電子書籍リーダー、高級なルーペ(拡大鏡)などが喜ばれます。好きな作家の最新刊や限定版の書籍などを選んでも、「自分の趣味を分かってくれている」と感じてもらえるでしょう。
このように、相手の興味に合わせたプレゼントは実用性が高いだけでなく、贈り手の気持ちもしっかり伝わるため満足度の高い贈り物になります。
旅行や体験ギフトで特別な思い出作り
形に残る物も素敵ですが、思い出に残る体験そのものをプレゼントするのも近年のトレンドです。モノではなくコトを贈ることで、心に残るひとときをプレゼントできます。とくに喜寿を迎える年齢の方は「物はもう十分持っている」という場合も多いので、家族みんなで楽しめる体験ギフトは喜ばれるでしょう。
家族旅行やお出かけのプレゼント
旅行のプレゼントは喜寿祝いの定番アイデアの一つです。家族で行く温泉旅行や高級旅館での宿泊プランは、非日常的な時間をゆったり過ごせる特別な思い出になるでしょう。実際に「母の喜寿祝いに、家族で箱根の温泉旅館に招待したらとても喜んでもらえた」という体験談もあります。また、温泉旅行以外にも観劇やコンサート、美術館ツアーなどに一緒に出かけるのも素敵なプレゼントです。本人が興味を持ちそうなイベントに招待して、思い出づくりのお手伝いをしましょう。
遠出が難しい場合や日程の調整が難しい場合は、旅行券や食事券をプレゼントして「好きな時期に行ってきてね」と渡す方法もあります。行き先や日程を相手に選んでもらえる柔軟さがあるので、プレッシャーを与えずに贈れるのが利点です。逆にサプライズ演出がお好みなら、当日に内緒で食事や旅行に連れ出すのも楽しい驚きになるでしょう。
※体験ギフトの注意点: 旅行や外出のプレゼントを計画する際は、事前に本人の体調や希望を確認し、無理のないプランを立てることが大切です。足腰に不安がある方なら移動の負担が少ない近場を選ぶ、持病がある場合は医師と相談の上で内容を決めるなど、細やかな配慮を心がけましょう。せっかくのプレゼントが負担になってしまっては本末転倒です。相手にとって本当に楽しめる体験になるよう準備して下さい。
縁起が悪い贈り物に注意!喜寿祝いで避けたいプレゼント
基本的に喜寿祝いのプレゼントは相手が喜ぶものであれば何を選んでも問題ありませんが、避けたほうが良い贈り物も存在します。それはズバリ、「死」や「苦」を連想させる縁起の悪いものです。長寿をお祝いする場にふさわしくない忌み言葉や不吉なイメージを伴う品物は、たとえ悪気がなくても相手や周囲に不快な思いをさせてしまう可能性があります。以下に、喜寿祝いでは避けるべきとされる代表的なプレゼント例をまとめます。
櫛(くし):漢字で「苦」「死」という字を含むことから、「苦しむ」「死」を連想させて長寿祝いの贈り物には不向きと言われます。実際、日本の贈答文化では櫛は忌み数の語呂合わせ(九=苦、四=死)にも通じるため、お年寄りへのプレゼントからは外すのが無難です。
ハンカチ:漢字で書くと「手巾(てぎれ)」と書き、「手切れ=縁が切れる」を連想させるため縁起が悪いとされています。また、昔から葬儀で亡くなった方の顔にかける布というイメージもあり、お祝いの席には不向きです。
お茶(緑茶):日本茶は香典返し(葬儀の返礼品)や弔事で用いられることが多いため、長寿祝いの贈り物としてはタブー視する向きがあります。「不幸を連想させるものを贈られた」と気にする方もいるため、たとえ相手がお茶好きでも目上の方への喜寿祝いでは避けたほうが良いかもしれません。
椿(つばき):春の代表的な花で一見おめでたい印象もありますが、椿の花はポトリと首から落ちるように散るため「首が落ちる=死」を連想させます。そのため長寿祝いのプレゼントとしては不適切だとされています。お花を贈る際は、椿以外の縁起の良い花(胡蝶蘭やバラなど)を選ぶと安心です。
老人を連想させる介護用品:杖や補聴器、老眼鏡など、いかにも「年寄り扱い」するような品物も避けたほうが良いでしょう。これらは必要としていても、お祝いのプレゼントに贈られると本人が老いを実感してしまい気分を害する恐れがあります。喜寿はあくまで「おめでたいお祝いの席」ですので、失礼にあたる可能性のあるプレゼント選びは慎みたいものです。
以上のような品は、喜寿祝いに限らず長寿のお祝い全般で敬遠される傾向があります。「知らずに贈ってしまった…」とならないよう、プレゼント選びの際には頭の片隅に入れておきましょう。
まとめ:心からの贈り物で喜寿をお祝いしよう
喜寿祝いのプレゼント選びについて、定番から最新トレンドまで様々な角度でご紹介しました。紫の伝統ギフトで長寿を祝う敬意を示すも良し、名入れギフトで世界に一つの記念品を贈るも良し、健康や趣味を気遣う実用品や心に残る体験ギフトを選ぶも良し――大切なのは相手を想う気持ちをプレゼントに込めることです。どんなプレゼントであれ、心のこもった贈り物であればきっと喜んでもらえることでしょう。
とはいえ、「やっぱり何を選べばいいか決めきれない…」という方もいるかもしれません。そんな時は、喜寿祝いギフトを多数取り揃える名入れギフト専門店を活用してみてはいかがでしょうか。【お祝いギフト工房】の公式サイトでは、喜寿祝いに人気のプレゼントがランキング形式で紹介されており、アイデア探しにぴったりです。プロが選んだ喜寿向けギフトの中から「これだ!」と思える一品を見つけられるでしょう。ぜひ専門店の力も借りながら、心に残る最高のプレゼントを選んでください。そして、77歳の喜ばしい節目を迎えた方への日頃の感謝と祝福の気持ちを、素敵な贈り物とともに存分に伝えましょう。きっと忘れられない喜寿のお祝いになりますよ。